こんにちは!たんぽぽです。
「長崎お葬式diary」にお越し頂きありがとうございます。
お通夜とお葬式、どちらに参列しよう?
どっちも参列したほうがいいの?
迷うことありませんか?
今回は、お通夜とお葬式の違いや
どちらに参列しても困らない
服装や香典のマナーについて書いていきます。
お通夜?お葬式?どっちに参列する?

お付き合いの程度と
自分の都合の付く時間帯
2つを考慮して判断しましょう。
絶対こう!
という決まりはないので
あくまでも参考にして
自分が出来る範囲でいいんです。
一緒に住んでいる家族でなくても
他界された方が身内なら
当然どちらにも参列します。
身内
故人からみて
配偶者、子供、子供の配偶者、孫、ひ孫
兄弟も身内と考えましょう。
ですが、いくら身内といっても
遠方に住んでいたり
高齢だったり
自宅で介護をしていたり
どうしても仕事や学校を休めないとか…
いろんな事情があると思います。
そういう時は
事情を話して
お花や灯篭などお供え物をしたり
香典や電報を送ったり
メールでも構いません
参列する以外に出来る事は沢山ありますよ。
家族ぐるみの付き合い
とても親しい間柄なら
親戚でも友人でも同僚でも、
時間が取れれば、どっちも参列しましょう。
状況が許すなら
「何か手伝えることはない?」
と声をかけてみましょう。
受付
食事の手配や準備、接待、買い出し,
食事の後かたずけ
お葬式を出す家族は
とにかく忙しいんです。
そういう時に声を掛けて貰えると嬉しいでしょ?
もし、時間が作れないなら
「何か手伝いたいけど、時間が取れなくて
ごめんなさい」
その言葉だけでも嬉しいものですよ。
親戚
時間が許せば
どちらにも参列して
火葬や精進落としにも同行します。
ただ、お葬式から火葬、精進落としまでとなると
丸1日がかりだという事を知っておいて下さい。
通常、お葬式が始まって
出棺までに1時間
霊柩車が出発して
火葬場に到着するまで、長崎なら20~30分。
長崎市って火葬場が割と中心部にあるんだけど
これってかなりレアで、
普通はもっと中心部から離れてるらしいです。
火葬が終わるまで控え室で待機
火葬に掛かる時間は1時間30分位
収骨が終わって火葬場をでるまで
スムーズにいって2時間
今度は精進落としの会場に移動して
食事が終わるまで
3時間と考えます
お葬式の開式時間は
11時~13時の間が多いので
例えば…
11時からのお葬式でも
精進落としが終わるのは夕方5時過ぎ
13時からのお葬式なら
夜7時…
はっきり言ってもうくたくた!
特に小さい子供やお年寄りを連れていると
大変です。
自宅が遠ければ益々大変!
最近は
身内や親戚でも
学校や仕事の事情で
お葬式が終わったら
そのまま帰る方も多いんですよ
ただ、食事の手配や準備があるので
火葬や精進落としに行けない時は
早めに伝えておきましょう。
親戚だけど、あんまり付き合いがない
とりあえずどちらかに参列するのが無難ですが
都合がつかない時は、
香典を他の親戚に預ける
お花をお供えする
電報を送るなどして
気持ちだけは伝えましょう。
職場の同僚の親や家族
無理して参列しなくても大丈夫
人数が多い職場なら
香典はそれぞれ別に包むより
話し合ってまとめて包んだほうがいいかも
1人千円~2千円づつ出し合って
誰かがまとめて持参
香典袋には○○一同と記入します
受付で「何名様分ですか?」
と聞かれますので
お返しは辞退するか
会葬品だけ人数分を受け取るか
こうすれば遺族の負担になりません。
だいたいこんな感じです。
ここで1つ注意!
もし、お世話になった方が他界されて
ちゃんとお顔をみてお別れがしたいって思ったら
確認しておきたい事があります。
長崎県内には朝から火葬して
午後からお葬式を行う地域があります
長崎市内は、
お葬式⇒火葬ですが
島原半島の半分位の地域は
火葬⇒お葬式
の流れが多いです。
最後に会いたくて
わざわざ出向いたのに
お顔を見れなかった…
と、後悔しない為に
事前に確認することをお薦めします。
実は、こういう地域
お隣の佐賀県や
関東の一部にもあると聞きました。
気を付けてくださいね!
参考までに…
もうひとつ!
全国的にお葬式よりも
お通夜の参列者の方が増えています。
長崎市内は勿論
県内全地域で圧倒的にお通夜の参列者の方が多いんです。
やっぱりみんな仕事を持っていて
お葬式に参列するのは時間的に厳しいのだと思います。
ぶっちゃけ
お通夜の方が楽です。
ごめんなさい!
亡くなった方との繋がりではなく
喪主や家族との繋がりで
参列する場合は特に…
出来るだけ短い時間で
簡単に済ませたい…
というのが正直な気持ち。
「でも…
今後の付き合いもあるし…
とりあえず、顔だけ出しておきたい…」
って、ありますよね!?
そんな時は…
別に式に拘る必要はないんです!
例えば、
会社の上司の親が他界された…
とりあえず顔出しておきたい…
だって、上司だもん!
大事な取り引き先の
社長のお母さんが逝去…
会ったこともないけど…
いやいや…
どんなに忙しくても
行かなきゃまずいでしょ!
「すごーく忙しいけど、お参りきましたよ!」
ってアピールしないと!
サラリーマンとして当然でしょ!
こういう時は
時間をずらしちゃいましょうよ~
あまりにもずらしちゃうと、
アピールしたい人に
会えない可能性も出てくるので
少しだけずらします。
お通夜が始まる1時間位前がベスト!
30分前は
かなりばたばたしてる
お通夜終わったあとは
ざわざわしてる
あんまり遅くなると…
控え室に入って食事してたり
ベストなタイミングは通夜もお葬式も
開式1時間前
「申し訳ないんですが、
どうしても時間の都合がつかなくて
こんな時間に伺いました。
すみません。
お参りだけさせて頂ますか?」
こんな感じです。
1時間前なら だいたい受付の人もスタンバイ済み。
香典渡して
お参りして挨拶して…
ちょっと話が盛り上がっても
さらっと10分位の滞在で帰れます。
おまけに、遺族側としては
「忙しいなか わざわざ来てくれた!」
ってなりますよね?
アピールポイントは高いです!
ズル賢い?
はい!お腹真っ黒ですから~
いやいや、私だって
いつもこんな事してるわけじゃないですよ!
ちゃんとお経聞いて
一緒にお念仏もお唱えして
ご焼香もして
ご挨拶も聞いてから失礼しています。
きちんと式が終わるまで参列しても
お通夜なら40分~せいぜい50分
どんなに長くても1時間以内で終わるんです。
早い時なんか30分で終了です。
私、お葬式の仕事をしてますから…
確かに、お経は聞き慣れています。
でもね、じっと座ってお経を聞くのは
あなたと同じで… 結構辛いんです。
出来れば早く帰りたいから…
お葬式じゃなくて
お通夜に参列することが多いです。
あっ、ついでに
もうひとついいですか?
長崎市内では、お通夜でも焼香しますが
周辺の諫早市、大村市、
あと、島原も
お通夜では焼香しないのが普通です。
つい先日、
大村市在住の伯父が他界ので
やっぱり通夜に参列したんです。
従兄も一緒だったんだけど…
お坊さんのお経だけで30分で終了!
従兄は
「あれっ?焼香は?せんと?」
ってビックリしてました。
この…
「通夜に焼香しない問題」
私は以前、仕事中に
凄く嫌な思いをしたことがあります。
参列してた方から
「通夜で焼香しないなんて、初めてだ!」
「どういうつもりだ!
わざわざ東京から来たのに!」
って怒鳴られたんです。
そんなこと言われても…
この地域では、
それが当たり前で
私にはどうしようもなかったから
「申し訳ありません」としか
言えませんでした。
お葬式って
凄く地域性が強くて
土地ごとに様々な習慣があります。
戸惑うことも多いですが
そういうものだって知っておいて頂けると
有り難いです。
話が横道にそれてしまいました
ごめんなさい。
元に戻しましょう。
お通夜に参列する時のマナー

服装
特別派手じゃなければ、普段着や仕事着でも全然大丈夫
勿論、ブラックフォーマルでも構いません。
お通夜の場合、準備万端 整えて行くより
訃報を聞いて駆けつけました!
みたいなほうがいいんです
故人がお世話になってた
介護施設やデイサービスのスタッフさんなんかは
仕事のあと?仕事中?
ジャージ姿とか職場のポロシャツに、
スニーカーでみえたりしますよ~
親戚なら通夜もフォーマルにしましょう
アクセサリー
真珠なら大丈夫です。
ただし、1連のもの。
お葬式では「重なる」や「続く」など
不幸が重なるような連想をさせる言葉を
忌み言葉と言って嫌います。
なので、真珠でも2連のネックレスなどは
避けて下さい。
髪形
茶髪や金髪なら 出来ればまとめたほうがいいです。
最近は皆さん あまり拘らない方が多いです。
ヘアアクセサリーは、黒っぽいものを!
靴やバックも なるべく飾りのないシンプルな物を
キラキラの飾りやビジューは避けましょう。
正式には皮製品はNGなのですが
これも最近はあまり気にしなくなりました。
ただ…
見かけて
ちょっと恥ずかしいなぁ…
と感じるのは
厚底の靴
ピンヒールのパンプス
ブーツ
いくらなんでも
これはやめた方がいいと思います。
もし、自分の娘がそんな格好だったら
すぐに履き替えさせます。
あと、男性に多いので
気を付けて欲しいと思う事。
長くしまっておいた革靴は要注意!
履いてすぐは全く問題なくても
いつのまにか底がはげて
パカッと取れてしまったり
ボロボロになってたり…
式場の中に
黒い塊がぼろぼろ落ちてるの…
よく見かけます。
「靴底がはげたから、接着剤貸して!」
も良くあります。
何度もチャレンジしましたが
接着剤ではくっつきませんよ!
笑うに笑えない
お葬式あるあるです!
またまた、脱線…
ごめんなさい…
数珠は必ず持って行きましょう!
忘れたり、持ってない場合は
ほとんどの斎場で貸し出し用の数珠か
販売用の数珠を準備してあります。
聞いてみてください。
たまに、借りたまま持ち帰る人がいます。
帰りにちゃんと返却してね!
香典
通常、渡すのはお通夜かお葬式
どちらか1回です。
参列する式が仏式かカトリックか神式か…
出来れば確認を!
長崎市内では特にカトリックの式が多いです。
3割はカトリックかも…
カトリック専門の
葬儀社があるくらいですから。
仏式なら香典袋に「御香典」
カトリックなら「御花料」
神式なら「御玉串料」となります。
宗教が分からない場合は
「ご霊前」が無難ですね。
ばたばたしてて
「家に忘れて来たーっ!どうしよう!」
はい。焦らなくても大丈夫
ちゃんと斎場に準備してあります。
ご自由にどうぞ~って置いてある
気前のいい斎場もあれば
販売の場合も…
まっ、どちらにしても用意はあるので
ご安心を!
ちなみに、長崎県内
諫早市や島原市周辺には
「目覚まし」という習慣があります。
通夜に限っての香典のようなもの。
本来お通夜とは、
一晩中、線香を絶やさず
故人を偲ぶものなので
これで目を覚まして下さいね!
という意味合いを込めて
もともとは、お茶やお菓子などを
持ち寄っていたのが始まりらしく
今は現金に代わっています。
ほんの気持ち
千円程を香典袋に入れ
「目覚し」と書いて受付に渡します。
もちろん、しなくても構いません。
「目覚まし」には
お返し無しの場合が多いので
香典のお返しを辞退したい場合は
表書きを「目覚まし」にするといいですね。
お葬式に参列する時のマナー
きちんとブラックフォーマルか
黒いスーツを着用しないと
結構浮いてしまいます。
学生なら制服
制服がなければ黒っぽい服装で構いません。
社会人なら
必ず必要になるので1着用意しておきましょう。
長くなってしまったので
そろそろ、まとめます!
お通夜かお葬式、どちらに参列しようか迷ったら
お付き合いの程度で判断しましょう。

時間や服装にあまり拘らず
楽な気持ちで参列出来るお通夜がお薦め。
参列できなくても、気持ちを伝える方法は幾らでもあります。
相手のことを考えて、お悔やみの気持ちを届けましょう。
お通夜もお葬式も地域によって、様々な習慣があります。
自分の知識だけで、それが正解だと決めつけないで下さい。
知りたい事や困った事があったら
斎場に電話で問い合わせをしたり
遠慮せず斎場の人に尋ねてみてくださいね。
というわけで、今回はお通夜とお葬式の違いや
どちらに参列しても困らない服装や香典のマナー、
注意点などをまとめてみました。
最後まで読んで頂きありがとうござした!